年俸4000万円増でさっそく散財 楽天・松井裕は何買った?
笑顔がはじけた。
楽天の松井裕樹(20)が29日、仙台市内の球団事務所で契約更改に臨み、4000万円増となる年俸6500万円でサイン。ご機嫌で登場した会見では、「最大限の評価をいただきました。ありがたく思います。来年の目標? 日本一です」と力強く宣言した。
先発からリリーフに配置転換された今季は、新守護神として63試合に登板。20歳の投手としては史上最多となる33セーブを挙げた。デーブ大久保前監督の発案、というより、三木谷オーナーの意向による抑え転向に当初は、「絶対に1年で(先発に)戻してもらう」と親しい関係者に口をとがらせるなど、まるで乗り気ではなかった。
が、防御率0.87という抜群の数字を残したことが自信になったのか、この日は交渉の席上で球団幹部に、「チームの勝利に貢献したい。(先発でも抑えでも)どちらでもやります」と口にしたというから、大変な変わりようだ。報道陣には、「歴代の日本一チームの抑えは38セーブから40セーブを挙げている。その辺りを目標にしたい」と具体的な数字まで挙げてみせた。