カットマンに有利 卓球日本に「中国製ボール」という難敵

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 卓球団体の世界選手権(28日開幕=マレーシア・クアラルンプール)で2大会連続の表彰台を目指す女子日本代表に意外な難敵が浮上した。

 22日は男女代表が世界選手権に向けた練習を公開。女子は予選リーグ最大のライバルとなる北朝鮮の左打ちとカットマン対策を入念に行った。

 前回大会(14年)は福原愛(27)を故障で欠きながら2位。福原に代わってエースとしてチームを牽引した石川佳純(23)は「(予選リーグは)北朝鮮戦が一番のヤマ場。左打ちとカット選手への準備はしっかりできたと思う」と手応えを口にしたが、不安はある。

 国際卓球連盟は14年にボールの規約を改定し、材質をそれまでのセルロイド製からプラスチック製に替えた。プラスチック素材の球は質が悪く、軌道が安定しないという。中でも、今大会で採用される中国メーカー製は特に品質にバラつきがあり、カットの揺れなども不規則になり、カットマン有利になるそうだ。

 日本は中国、北朝鮮に加えて粗悪な球との戦いも強いられる。

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