大腿骨が皮膚を突き破り…スケボー“命懸けの金銀” 14歳吉沢恋&15歳赤間凜音だけじゃない壮絶故障歴
今大会でもスケートボードはメダルラッシュの勢いだ。
日本時間29日未明に行われた女子ストリートでは、吉沢恋(ここ・14)、赤間凜音(りず・15)が金銀ワンツーフィニッシュの快挙を成し遂げた。
「ここまで頑張ってきて良かったです。今度は自分が追いかけられる存在として、抜かされないように頑張りたい。スケートボードは選手生命が短いけど、自分がそれを覆していきたいです」(吉沢)
「パリ五輪でメダルを取るのが夢だったからすごく嬉しい。最後まで諦めずに自分らしい滑りができたと思う。ロス五輪では金メダル取れるように頑張りたい」(赤間)
常人離れした技を時に笑顔を見せながら平然とやってのけていたが、文字通り「命懸け」で掴んだ栄光だ。
スケートボードはケガのリスクが付きまとう。選手の快挙を報じる記事タイトルには、「大ケガを乗り越えて」という枕詞がすっかり定着していることからも明らかだ。
実際、吉沢は2023年6月の五輪予選(ローマ)で頭を強打、硬膜外血種により1週間も入院した。赤間も同時期に国際大会の練習中に骨盤と鎖骨を骨折。7位に終わった中山楓奈(19)もまた、国際大会で鎖骨を骨折し、復帰早々の同年9月の五輪予選決勝(スイス)では手を骨折している。