独ハノーファー2部降格目前 所属日本人3人は代表落ち危機
日本代表3選手が大ピンチである。MFの清武、山口、DF酒井宏が所属する独ブンデスリーガ1部ハノーファーが、最下位に低迷して2部降格目前なのだ。
ハノーファーは日本時間22日、地元にアウグスブルクを迎え撃った。前半のうちに失点したハノーファーは、3カ月半前に骨折して戦線を離脱していた背番号10・清武を後半開始から投入。酒井も右SBでフル出場して奮闘したが、結局0―1のままタイムアップ。泥沼の8連敗となって勝ち点14のまま。残り12試合で1部に残留できる15位フランクフルトとは、勝ち点8の大差がついている。
試合後、清武は「このまま落ちたら後悔する」と悲壮感丸出し。「残留は大きなタスク」と険しい表情の酒井。もどかしいのは、今冬に移籍しながら出番に恵まれないMF山口。この日はベンチで90分を過ごして「早く出られるようにチャンスをつかまないと……」と言うのがやっとだった。
ハノーファーが来季2部落ちした場合、日本人3人は「欧州1部でレギュラーを張っている選手を重用するタイプ」のハリルホジッチ代表監督の心証を害する。その意味においても3人衆、大ピンチというワケである。