ソフトB和田が劇的変身 直球130キロでも楽天キリキリ舞い
「強打者揃いの米国では、ボールが高めに浮こうものなら、3Aでも軽々とスタンドに持っていかれる。和田のような平均球速89マイル(約143キロ)の投手ならなおのこと。改めて低めの制球力の重要さを思い知ったのだろう。ストレートとほとんど球速が変わらず、打者の手元で沈むツーシームを併用することで、より低めへの制球が生きる。打者は『低めでもこの球速なら』と思って、つい手を出すと、ことごとく内野ゴロになりますよ」
試合後、和田は「途中から低めに投げられた」と納得の表情。してやられた楽天の梨田監督が「タイミングが取りづらい投手だ」と顔をしかめたのと、対照的だ。
頼れる左腕エースが、さらに進化して戻ってきた。