全試合で失点…巨人“開幕4連勝”で露呈したリリーフ陣不安

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 昨季の巨人の1点差試合は30勝29敗。接戦での強さが消えたのは、このリリーフ陣の弱体化が原因だ。山口、マシソン、沢村の「勝利の方程式3人」は計16敗。高橋監督も尾花投手コーチも救援陣の整備を重要課題に挙げ、キャンプから再構築に着手したはずだった。

「尾花構想は、マシソンと山口、沢村の3人にプラスアルファを加えて4、5人を勝利の方程式に組み込むというものだった。信頼度が高いリリーフ投手が4、5人いれば、日替わり起用ができて、それぞれの負担が減る。候補は戸根、田原誠に宮国ら。でも、誰一人としてぱっとしない。宮国に至っては一軍にすらいない。抑えの沢村が開幕5試合で早くも3セーブとフル回転してるのもほかに信頼できる投手がいないからです」(チーム関係者)

 30日、開幕4連勝したことで「V率90%」とスポーツ紙は騒いだ。とはいえ、昨季弱点だった試合終盤が改善されず、今季に突入しているとしたら、高橋監督はとてもそんな気分になれないに違いない。

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