Vの李知姫も罰則? ローカルルール改善しないLPGAの怠慢
しかし、LPGAはサブグリーンをスルーザ・グリーンとするローカルルールを採用して、そのまま打たせているのだ。
ルール研究家のマイク青木氏は「日本のゴルフ界は、長きにわたってあるがままの状態でプレーするよう強要してきたのです」と、こう続ける。
「本来、ローカルルールとは規範にのっとったものであるべきもので、ゼネラルルールから逸脱したものは認められません。サブグリーンがスルーザ・グリーンというのはゼネラルルールに反して制定された、ローカルルールです。規則25-3bがルールブックに正式に採用されたのは1952年であり、半世紀以上の歴史があります。きっかけは米国では冬になるとグリーンを休ませるため、フェアウエーにテンポラリー(臨時)グリーンを設け、メーングリーンの修復にあてていました。ところが、プレーヤーがボールを曲げ、本来のグリーンにオンすることがある。そのまま打ってしまうとグリーンが傷ついてしまうことから、USGAがルール総本山のR&Aに要請して、ルールとして制定されたのです」
「正しいグリーン」は1つしかなく、ポールが立てられたプレー中のホールのみ。それ以外の隣のホールのグリーン、サブグリーン、練習グリーンはすべて「間違ったグリーン」なのだ。