Vの李知姫も罰則? ローカルルール改善しないLPGAの怠慢
■これでは世界から笑われる
数年前からJGA主催の日本オープン、日本女子オープンではサブグリーンから無罰でドロップして救済されるようになったが、LPGAは従来のJGA指導の通り打たせるという、世界では考えられないダブルスタンダードが日本では依然として続いている。
「いまだにこのローカルルールを改善しようとしないのはゴルフのルールを冒涜するようなもので、だから世界の笑い者になっているのです。欧米では、『ゴルフルール通りにやらなければゴルフではない』という考えです。こんなローカルルールがまかり通っていれば、プロゴルファーだって混乱します。だいたいグリーンからアイアンでアプローチする練習なんて、芝が傷つくからできないわけです。そんなことをしたらコース関係者は激怒しますよ。練習もできず、グリーンを傷つけるショットを本番でやらせるなんておかしな話です」(前出のマイク青木氏)
そもそもこのルールの恩恵を一番受けるのは、2グリーンのゴルフ場が多い日本に他ならない。
過去には米ツアーとの共催大会ミズノクラシックで宮里藍(30)がサブグリーンからあるがままの状態でプレーして2罰打を受けたことがある。
ようするに、日本の女子プロが海外の大会に出場した時にルール違反を犯す可能性が高いわけだ。こんな大会をLPGAが開催しているから、日本人プロはいつまでたっても世界レベルに達しないといえるのだ。