Vの李知姫も罰則? ローカルルール改善しないLPGAの怠慢
【ヤマハレディース】
首位と2打差2位発進の李知姫(37)が通算9アンダーまでスコアを伸ばし、逆転でツアー20勝目を飾った。開幕から5試合で外国人プロ4勝目となった。
最終日、日本女子ツアーのデタラメぶりを象徴する“事件”があった。問題のシーンは15番パー5で起きた。李の第2打はサブグリーンに乗った。
「LPGA(日本女子プロゴルフ協会)はそのまま打ちます」
テレビ中継を解説した戸張捷氏の言葉通り、李はグリーン上のボールをそのままウエッジで打ったのだ。
規則25-3bには「Wrong Putting Green」とあり、「プレーヤーの球が間違ったパッティンググリーンの上にある場合、プレーヤーはその球をあるがままの状態でプレーしてはならない。プレーヤーは罰なしに、救済を受けなければならない」とゼネラルルールにある。
間違ったパッティンググリーンの上にある球は罰なしに拾い上げ、救済のニアレストポイントから1クラブレングス以内で、そのグリーンの外側にドロップしなければならないのに、そのまま打った李は本来なら誤所からのプレーとなる。