ご法度コース批判の“醜態” 池田勇太は逆転Vでも株下げる
【パナソニックオープン】
男子ツアーに人気がないのがよくわかる。国内2戦目の会場は都心から電車で1時間足らずの名門コースだが、最終日入場者はたった2848人と、レジャー客で混雑する東伊豆で行われた女子大会(3441人)よりも少なかった。
しかも、地元千葉県出身の池田勇太(30)が3日目に66をマーク。首位と2打差3位に急浮上し、優勝争いに加わったにもかかわらず、ファンの関心を集めなかったのだ。
その池田は前半で6バーディー(ノーボギー)を奪って逃げ切り態勢に持ち込み、通算13アンダーまでスコアを伸ばし、逆転で今季初優勝(ツアー14勝目)を挙げた。
会見では、「30歳になって初優勝。幸先がいいんじゃないかな。今年はクラブもウエアも変わった。(みなさんを)楽しませますよ。約束しますよ」とご機嫌だった。
よっぽどうれしかったのか、ペラペラと、よくしゃべる、しゃべる。
「勝因? それ(3年間務めた選手会長を辞めたこと)を理由にしたらダメだけど、こんなにオフをのんびり過ごしたのは初めて。(選手会長だった去年までは)何か問題がないかと探しちゃうよね。それが今はクビを突っ込まなくていい。自分のことに集中すればいい」と、選手会長職で大変だったから、ここ3年は年間1勝しかできなかったと言わんばかり。