ウエアで変身も解消できない池田勇太の「クラブ問題」
衣装が違えば、イメージもガラッと変わり、「別人」になるのかどうか。
3タックのダボダボのパンツと角刈りがトレードマークだった池田勇太(30)が30日、アパレルメーカーのマスターバニーエディションとのスポンサー契約を発表。細身のウエアに身を包み、髪の毛を伸ばして登場した。
トーナメント会場では成績が悪いとブスッとしてメディアの質問を無視することもあるのに、この日は違った。「30歳になったので、新しいことに取り組もうと思った。これもひとつの転機。足元から頭までこのウエアが似合うオトコになりたい。開幕戦から今までと違う、強い池田勇太を見せたい」と終始笑顔を振りまき、いつになく冗舌だった。
ところが、話がまだ発表されていないクラブ契約に及ぶと、一瞬、表情を曇らせ「その話は差し控えさせていただきます」と何も答えなかった。
池田といえば、これまで「BSの顔」だった。全身、BSブランド。アマチュア時代からブリヂストンスポーツから用具提供を受けるなど、物心両面で支えてもらっていた。それが突然のスポンサー変更である。「契約解消がどういう理由かはわかりませんが……」と、ツアー関係者がこう続ける。