本田抜き奏功 ブルガリア戦勝利を呼んだ選手間の“流動性”
堅く守り、ボールを奪ったら時間も手数もかけず、一気にカウンターを仕掛けるのが、近代サッカーの生命線となっている。本田は4日、5日と別メニュー調整しか行わず、7日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦は欠場の可能性が高いが、もし出場した場合は、「本田が入って日本の素早い攻撃がちゃんと機能するのか?」をきちんと検証しなければならない。
指揮官が、Jリーグ所属選手を積極的に使ったのは非常に良かった。浦和の柏木は中盤の底でプレーしながら、攻撃陣へのボールの出し方がうまかったし、自らの判断で仕掛けていった攻撃も素晴らしかった。
宇佐美は、何とか面目を保ったと思う。能力の高さに疑いはない。あの形(左サイドから持ち込んで右サイドネットを揺らす)のゴールは彼らしかった。自分の形でゴールを取れたことは、今後につながると思うね。
ハリルさんが次の試合でどんな選手を選ぶのか、どんな戦いをするのか、シビアな目で見届けたい。