海外挑戦の若手から罰金徴収 日本女子プロ協会の時代錯誤

公開日: 更新日:

「100万円の罰金なんて、呆れてモノも言えません」と評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

「日本女子プロ協会は時代錯誤というか、世界中のツアーがリンクしてグローバル化が進んでいる時代に、一体何を考えているのか。国内では外国人選手にやられっ放しで、本来なら協会が率先して日本人選手のレベルを上げるため、費用すべて含めて全面バックアップしてもいいくらいです。ましてやリオの4年後には東京五輪がある。日本女子プロで有望な渡邉にとって、世界レベルを肌で感じたり、情報を収集したりする絶好のチャンスです。それなのに罰金を科して足を引っ張っているのだから、どうしようもありません。これほどバカげたことを平然とやり、事の重大さに気づかないのだから、いかに無知なのかわかる」

 宮里美香は高校を卒業すると、日本ツアーに見向きもしないで海を渡った。実力のある宮里藍(31)、横峯さくら(30)、上原彩子(32)も米ツアーに渡った。罰金など時代遅れな規定を変えない日本女子プロ協会に愛想を尽かして、渡邉も、これからプロを目指す有望なジュニアたちも、米ツアーに渡るかもしれない。協会はそうなってもいいのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」