海外挑戦の若手から罰金徴収 日本女子プロ協会の時代錯誤
「100万円の罰金なんて、呆れてモノも言えません」と評論家の宮崎紘一氏がこう言う。
「日本女子プロ協会は時代錯誤というか、世界中のツアーがリンクしてグローバル化が進んでいる時代に、一体何を考えているのか。国内では外国人選手にやられっ放しで、本来なら協会が率先して日本人選手のレベルを上げるため、費用すべて含めて全面バックアップしてもいいくらいです。ましてやリオの4年後には東京五輪がある。日本女子プロで有望な渡邉にとって、世界レベルを肌で感じたり、情報を収集したりする絶好のチャンスです。それなのに罰金を科して足を引っ張っているのだから、どうしようもありません。これほどバカげたことを平然とやり、事の重大さに気づかないのだから、いかに無知なのかわかる」
宮里美香は高校を卒業すると、日本ツアーに見向きもしないで海を渡った。実力のある宮里藍(31)、横峯さくら(30)、上原彩子(32)も米ツアーに渡った。罰金など時代遅れな規定を変えない日本女子プロ協会に愛想を尽かして、渡邉も、これからプロを目指す有望なジュニアたちも、米ツアーに渡るかもしれない。協会はそうなってもいいのか。