高1中島啓太が4位T発進 “育成プログラム”でアマ旋風呼ぶ
【日本オープン 初日】
先日の日本女子オープンは史上初めてアマチュアの畑岡奈紗が優勝。しかも17歳の女子高生だった。日本オープン初日も、高1の中島啓太(16=代々木高)が難しい18番でバーディーを奪い、首位に3打差の4位タイにつけて会場を沸かせた。
「出来過ぎです。我慢のプレーを続けて予選通過が目標です」という中島はインタビューの中で「自信があるのはショートゲーム」とも語っていたが、それもそのはずだ。石川遼の杉並学院高時代の恩師で、現・代々木高ゴルフ部監督の吉岡徹治氏が言う。
「中島は第2の石川遼を育てるためにつくったアカデミーに、小学3年の時に入ってきました。当時は1人で寝ることができず、合宿では私と妻の間で寝ていました。アカデミーは富士桜CCや鳴沢GC、宍戸ヒルズCCなどを使用し、そこで中・高生や大学生などと、遊びでマッチプレーをやらせました。小さい頃からトーナメントコースでプレーしているし、周囲はトップジュニアや、たまにはプロもいる。彼らの技術を見よう見まねでやっていました。使用コースのグリーンは12フィートぐらいの速さですから、ショートゲームはメキメキうまくなりました」