“カープ愛”で残留希望も 広島エルド狙い他球団が虎視眈々
「来年も広島を含めて日本でプレーしたいかって? もちろんそういう気持ちはあるよ。日本のことは大好きだからね」
日刊ゲンダイの直撃取材にこう語ったのは、今季で1年契約が満了する広島の大砲助っ人・エルドレッド(36)。「今はポストシーズンの戦いに集中したい」と断った上で“日本愛”を口にした。
今季は6月に故障で途中離脱し、95試合出場にとどまった。規定打席には到達しなかったものの、打率.294、21本塁打、53打点。打率は来日5年目で最高だった。DeNAとのCSファイナル第4戦では3ランを放つなど、通算101本塁打をマークする打棒は年齢を感じさせない。
地元マスコミ関係者によれば、本人は広島残留がベストだと考えている、という。妻と3人の子供は広島に在住。長女のエイブリーちゃんは、広島の公立小に通っていて、次女も来年から同じ学校に通わせることになっている。「広島はセカンドホーム」と言うほど街に溶け込んでいるから、愛着がある、というのだ。
エルドの去就について鈴木球団本部長は、「シーズンが終わってから」と多くを語らないが、今季年俸は105万ドル(約1億1000万円)。決して高くないこともあり、さる球団の編成担当は、「もちろんエルドの動向は注視しています」と、こう続ける。