谷原抜き首位浮上も…池田勇太に問われる賞金王の資質
【ダンロップフェニックス 最終日】
最終日は後半に入って招待選手で世界ランク21位のB・ケプカ(26)と、初の日本ツアー賞金王タイトルを狙う池田勇太(30)とのマッチプレーの展開になった。
スタート時点は首位ケプカが15アンダー、3位池田が10アンダーと5打差もあった。
前半は2人とも同じ5バーディーを奪い、差が縮まらずにターン。
ところが10番で池田がバーディー、ケプカがボギーをたたき3打差。さらに15番までの6ホールで池田は5バーディー、1ボギーと猛追して通算19アンダーまで伸ばし、ついにケプカをとらえた。
そこまでは池田に勢いがあったが、勝負は17番パー3でついた。
先に打った池田がピン左2メートルにオンすると、ケプカも負けずにピン右1・5メートルにつけた。しかし池田のバーディーパットは外れ、ケプカが入れてそのまま勝負がついた。
「あの17番で決着がついた」と評論家の菅野徳雄氏がこう言う。