日ハム大谷「170キロ宣言」にメジャーも首脳陣も冷や汗

公開日: 更新日:

 しかし、大谷の「170キロ宣言」は、チーム内外のさまざまな方面に波紋を広げている。

「何よりフロントや栗山監督以下の首脳陣が、故障につながらなければいいが……と危惧しています」と、日本ハムOBが引き取って言う。

「大谷はただでさえ二刀流で、他の投手と比べても負担が大きい。今年も含めて過去4年、シーズンを通してローテーションを守ったことが一度もないのは、投手としての調整が不足しているからだというのです。通常は登板と登板の間に大きな負荷をかけたトレーニングをしますけど、野手として出場しているためにそれができない。登板後に肩肘が張ることもしばしばあり、栗山監督が五回か六回で降ろそうと考えたこともあるほどだと聞きました。つまり大谷の右腕は、すでにかなり消耗しているということでしょう。なのに、来季は、いま以上に速い球を投げて理想に近づきたいという。フロントや首脳陣が大丈夫かと、心配もするわけです」

■これ以上の球速はいらない

 大谷は現在、右手の使用を禁じられている。イベントで行った小学生との腕相撲も、ファンサービスのボールを投げ入れるのも、ファンとの握手もすべて左手という徹底ぶり。ゴルフも禁じられている。右手を使うことに極力、ブレーキをかけられているのも“勤続疲労”が原因と考えれば納得がいく。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭