史上初ベストナイン“二刀流”受賞 大谷に米球団関係者垂涎
「規定打席にも規定投球回数にも届いていなかったので、まさかという気持ちです」
記者投票によるプロ野球のベストナインが25日、発表され、投手とDHで受賞した日本ハムの大谷翔平(22)がこうコメントした。
今年から投手と野手またはDHの重複投票が認められるように。投げては165キロで10勝、打っては22本塁打。二刀流で活躍した大谷を念頭に置いた“ルール変更”だから、2部門での選出はもちろん史上初だ。
現在、二刀流選手がいないメジャーでも、大谷の投打はいずれも高く評価されている。さるメジャースカウトがこう言った。
「大谷のバッティングがメジャーでも通用することは先の強化試合で証明された。WBC球はメジャー公認球同様、日本の統一球と比べて飛距離が出ない。筒香をはじめとするプロの中軸打者ですら飛ばないボールに苦戦する中、大谷だけは別格だった。右中間スタンド上段に特大の一発を放り込み、打球を天井に当てた。165キロの球を投げられるのは、肩関節の可動域がケタ外れに広いからだ。投打ともメジャーでもトップクラスのパワーを備えているうえに、このオフもトレーニングを積んでさらにパワーアップする方針だと聞いている」
本人は「まさか」と言っているが、「投打ともメジャーでもトップクラス」なのだから同時受賞も納得か。