谷原と池田で賞金王争奪も ツアーとファンの埋まらない溝
【ゴルフ日本シリーズJTカップ】
初日は大会関係者を喜ばせる展開になった。
逆転で初の賞金王を目指すランク2位の谷原秀人(38)が首位タイ発進。一方、ランク首位に立ち、3076万円差で逃げる池田勇太(30)は3打差7位タイにつけたからだ。
ともに賞金王は初めてだが、谷原がタイトルを獲得するには賞金4000万円の優勝が絶対条件になる。池田は単独3位か、2位タイ(3人まで)なら、谷原が勝ってもタイトルが手に入る。いずれにしろ池田有利は変わりない。
また、池田が勝てば昨年イ・ボミがつくった男女ツアーを通じて最高賞金額記録(2億3049万円)を更新する2億3746万円に到達する。男子ツアー最終戦は見どころがいくつもあるのだ。とはいえ過去9度出場の谷原も、8年連続出場の池田も今大会は一度も勝ったことがない。残り3日間、谷原、池田の2人がつばぜり合いを演じ続ければ盛り上がるだろうが、関係者の思惑通りにいくのか?
■「JGTOにも問題あり」