トッププロがレベル低下 ゴルフ界“ビッグマネー”の弊害
ビッグマネーが米ツアーをダメにするのでは、と囁かれている。
昨年、象徴的だったのが、世界のトッププロがこぞってリオ五輪を出場辞退したことだ。
112年ぶりにゴルフ競技が復活と話題になったが、メダルを獲得しても賞金は出ない。金にならない試合には、出たくないと言っているようだ、と批判された。
年末の世界ゴルフランキングは、①ジェイソン・デイ(29)②ロリー・マキロイ(27)③ダスティン・ジョンソン(32)④ヘンリック・ステンソン(40)⑤ジョーダン・スピース(23)がトップ5だった。
五輪で銀メダル獲得のステンソンを除けば、トッププロはここ数年で頭角を現してきた若手といえる。
ランク上位になれば、手にするマネーも莫大だ。
デイは昨季約800万ドル(約9億4400万円)の獲得賞金に加えて、ナイキとウエア契約もあってトータルで2000万ドル(約23億6000万円)以上の収入があった。