トッププロがレベル低下 ゴルフ界“ビッグマネー”の弊害

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 またマキロイは、賞金やスポンサー契約で3500万ドル(約41億3000万円)。ジョンソンも2000万ドルを超え、スピースは3750万ドル(約44億2500万円)だった。

■日本ツアーは見向きもされない?

 そして、賞金やスポンサーなどとの契約金が高額になった弊害が表れ始めている。

 ステンソンを除いた4人の平均ストロークは2015年の69.36から、16年は69.72に落ちた。ストローク0.36の差は小さくない。平均ストロークランクをトッププロで見れば、14位ぐらいランクが下がるのだ。

 デイもマキロイもスピースも昨季、メジャータイトルを手にできず、ある意味、上位選手のレベルが下がったといえるのだ。

 それでも米ツアーは膨張を続けている。

 米ツアーの賞金総額は日本ツアーの10倍以上(400億円弱)になる。優勝賞金1億円超えは当たり前で、2億円を超える大会もある。

 これを可能にしているのが、米ツアーが手にするテレビ放映権料だ。

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