イ・ボミも心配? 少女像で気になるスポーツの日韓関係
「慰安婦問題が大きくなり、日韓関係が冷え切っても、韓国で日本製品のボイコット運動が起こることはまずない。日本という国が嫌いな人は少なくないが、温泉やアニメ、和食など、日本の文化は大好きですから。ただし、一部の感情的な人たちが、日本の企業をスポンサーにつけている韓国選手に対し、『歴史を反省しない日本の企業にアタマを下げるのか』『日本に媚を売って金儲けしやがって』という理屈で国民を扇動したり、何かしら過激な行動を起こすかもしれません。朴槿恵大統領の親友で、国政介入疑惑の崔順実に対する抗議で、ソウルの最高検察庁の正門にショベルカーで突っ込む者がいるぐらいですから。韓国選手が日本に行きにくい状況になることは考えられます」
だが、韓国人選手が来日を断念しても日本のスポーツ界はなんら困ることはない。スポーツファンの菅野宏三氏(ビジネス評論家)はこう言う。
「プロ野球なら、松坂がメジャーに行ってもダルビッシュが出てきたし、ダルが米国へ行けば大谷が二刀流で沸かせてくれる。女子ゴルフも、高校生の畑岡奈紗が日本女子オープンに優勝。サッカーや卓球も有望なジュニアは豊富です。どんな競技でもスターは出てくるもので、テレビ中継や大会のスポンサーになる企業にとっても、例えば完成された韓国の美人女子プロより、伸び盛りの若手の方が魅力がある。20年に東京五輪も控えてますしね。そもそも日本のプロスポーツですから、私としてはやはり日本選手に活躍してほしいですね」
そう思っているファンは少なくないはずだ。