嘆く栗山監督…大谷が沖縄で打撃練習“ペースアップ宣言”
「今月は一回もバットを振らなくても、(開幕には)間に合う。ずっと本人にも言ってるんだけど……ねぇ」
栗山監督がこう言って苦笑した。
米アリゾナキャンプを打ち上げ、12日に沖縄入りした日本ハム。名護での2次キャンプは13日から行われ、選手はこの日、午後から約1時間、軽めに体を動かした。
栗山監督がしきりにブレーキをかけているのは、大谷翔平(22)に対してだ。報道陣から調整について聞かれると、「(沖縄は)もう少し寒い方がいいかも」と、こう続けた。
「寒い方が丁寧に体をつくれるでしょ? 暖かいと体が出来上がったかどうかわからない。打つ方のプランはある。次のクールから(ペースを)落としながら見極めたい。スパイクで走るのと打撃練習のどっちが先か? 本人は打ちたいらしいけど……それじゃダメだと何度も言っている」
その後、冒頭の嘆きにつながるわけだが、本人は納得していないのか、こう言ってペースを落とすどころか上げるつもりのようだ。
「(WBC組などと)合流できたので、それだけ早く実戦に入っていけるんじゃないか。沖縄は思ったより暖かかった。(練習は)問題なくできると思う。早くみんなと同じメニューでやりたい? 全部が全部は厳しいし、ブルペンはどうなるかわからない。でも、打撃は早めに(フリー打撃などに)入れるようにしたい」