嘆く栗山監督…大谷が沖縄で打撃練習“ペースアップ宣言”

公開日: 更新日:

「今月は一回もバットを振らなくても、(開幕には)間に合う。ずっと本人にも言ってるんだけど……ねぇ」

 栗山監督がこう言って苦笑した。

 米アリゾナキャンプを打ち上げ、12日に沖縄入りした日本ハム。名護での2次キャンプは13日から行われ、選手はこの日、午後から約1時間、軽めに体を動かした。

 栗山監督がしきりにブレーキをかけているのは、大谷翔平(22)に対してだ。報道陣から調整について聞かれると、「(沖縄は)もう少し寒い方がいいかも」と、こう続けた。

「寒い方が丁寧に体をつくれるでしょ? 暖かいと体が出来上がったかどうかわからない。打つ方のプランはある。次のクールから(ペースを)落としながら見極めたい。スパイクで走るのと打撃練習のどっちが先か? 本人は打ちたいらしいけど……それじゃダメだと何度も言っている」

 その後、冒頭の嘆きにつながるわけだが、本人は納得していないのか、こう言ってペースを落とすどころか上げるつもりのようだ。

「(WBC組などと)合流できたので、それだけ早く実戦に入っていけるんじゃないか。沖縄は思ったより暖かかった。(練習は)問題なくできると思う。早くみんなと同じメニューでやりたい? 全部が全部は厳しいし、ブルペンはどうなるかわからない。でも、打撃は早めに(フリー打撃などに)入れるようにしたい」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇