侍Jが初戦で激突 キューバ“秘密兵器”右腕バニョスの実力
キューバ代表の投手13人中、11人は日本での強化試合に登板。投げていない投手は2人しかいない。そのうちのひとりが韓国打線を抑えたバニョスだけに、「日本戦に備えてあえて隠している可能性もある」とは友成氏だ。
「2番手以降に登板する可能性のあるイエラ(27)、ラエラ(32)、モイネロ(21)も良い投手です。イエラは左腕からの高速ナックルが武器。日本代表の左打者は手を焼くでしょう。右腕のラエラは制球も変化球のキレも良い。中でも高速スライダーは秀逸です。左腕のモイネロは伸びのあるストレートにチェンジアップとタテのスライダーを投げる。高低をうまく使うピッチングをします」(友成氏)
イエラはこの日の西武戦で1回3分の2、ラエラとモイネロは日本での2試合で計2回ずつ投げ、3人とも得点を許していない。日本戦に投げてきそうな投手に限れば、攻略の糸口すらつかめていないのが現状だ。
■昨年の監督交代で小技重視に
キューバは近年、国際大会で低迷している。WBCは06年の1回大会こそ日本と決勝を争ったものの、09年、13年と2大会連続で決勝トーナメント進出を逃した。