キューバ戦で美技 広島・菊池はメジャーなら5年30億円も
試合後の小久保監督は、「独特の緊張感の中でスタートした。初回の菊池が併殺を取ったこと。あのプレーが大きかった」と勝因に挙げ、賛辞を惜しまなかった。
菊池本人は「自分のプレーができた。あのプレーでボクも乗れた」と2番打者としても2安打で勝利に貢献した。
■「ベンチスタートでも何とも思わない」
セ・リーグ二塁手のゴールデングラブ賞を4年連続受賞。代表で2年連続トリプルスリーの山田と激しい正二塁手争いを演じていた菊池は日刊ゲンダイにこう語っていた。
「ボクは絶対二塁でというのはない。セカンド、サード、ショート。小久保監督に『行け』と言われたらどこでも守ります。プロなので『本職じゃないので守れません』では済まされない。全部守れるように準備する。(山田)哲人にはもちろん負けたくないし、スタメンを勝ち取りたい。でも、ベンチスタートでも何とも思わない。『行け』と言われた場面で行くし、どこでも守る。WBCはやるしかない舞台。代表で守備位置がどうとか、ベンチがどうとかいうのはナンセンスですから」