たとえ女性正会員認めても 霞ケ関CCは東京五輪に問題山積
1774年の設立から男性会員だけというスコットランドの名門コース、ミュアフィールドが女性会員を認めることになった。
女性を差別しているとしてメジャーの全英オープン会場リストから除外されていたが、これで復帰することになる。
そこで注目されるのが2020年東京五輪のゴルフ会場問題で揺れる霞ケ関カンツリー倶楽部だ。
同倶楽部も女性正会員を認めておらず、IOCから女性正会員を認めてほしいと要請されているからだ。
これまで会員向け説明会がクラブハウス内のパーティールームで3回開かれ、毎回100人ほど出席している。
「説明会では2012年に五輪会場として開催できるか、都の準備委員会から問い合わせがあったことや、2月になってIOC、JOC、IGFから女性会員を認めてほしいとの要請があったことを報告。要請を受け入れないリスク、受け入れるリスクが会員に伝えられました」(説明会出席の正会員)
要請を受けなかった時のリスクは、五輪会場にならない、世界から閉鎖的な倶楽部とみられてしまう。また、公益目的として内部留保金の使い道が限られてしまう。そして今後、日本オープンなどJGA主催競技ができない可能性が出てくる、などだ。