46位発進の松山英樹 マスターズへ心配される「過密日程」
3年連続3度目出場の松山英樹(25)がベイヒル名物の浮き島グリーン、17番パー3でティーショットが池につかまり、トリプルボギー。初日はこのトラブルが響いて、73で回り、1オーバー46位。一昨年21位、昨年6位と会場との相性はいいが今年は出遅れた。
ただ、3週間後に迫った今季メジャー初戦のマスターズ(4月6日開幕)に向けて過密スケジュールを心配する声もある。
というのも今週は世界ランクトップ10のうち、1位D・ジョンソン、6位J・スピース、7位J・トーマス、8位A・スコット、10位S・ガルシアの5選手が欠場したからだ。
米ゴルフ事情に詳しい吉川英三郎氏がこう言う。
「2年前はマスターズの後に開催されていたWGCマッチプレーが、昨年からマスターズの2週前に移動しました。そこで、マスターズに向けてパーマー招待に出るか、WGCマッチプレーに出るかトッププロたちが悩んでいます。さらに例年フロリダで行われていたWGCキャデラック選手権が、今年からWGCメキシコ選手権に変更になり、2500メートル近い高地での試合に体調を崩す選手が相次ぎ、体力的にも消耗が激しい。だから今週スキップして体を十分休めて、来週のマッチプレーからマスターズへという選手がいるのです」