注目は15歳久保ばかり…U-20戦士から漏れてきたボヤキ声
U―20(20歳以下)W杯韓国大会(20日開幕)に出場する日本代表は21日、1次リーグ初戦の南アフリカ戦を迎える(日本時間午後5時開始)。
注目選手は、15歳ながら17歳以下代表を“飛び越えて”U―20代表に選出されたFC東京ユース所属のFW久保建英だ。
スペインの名門バルセロナが日本で開催したスクールで評価され、10歳でバルセロナの下部組織の入団テストに合格。スペインに渡って4シーズンを過ごし、2015年に帰国して昨年11月には、15歳5カ月1日でJリーグデビュー。史上最年少記録を塗り替えた。そうなると「これは商売になる」とメディアが色めき立ち、久保を追い掛け回すのはムリもない。
「どうしても取材が久保一辺倒になり、日本サッカー協会は全選手を取材してもらおうと日によって取材対象者を指定している。たとえば18日は久保が取材対象者に入っておらず、彼の肉声が取れないので直前国内合宿のホテルで同部屋だった鳥栖FW田川(18)に焦点を当て、自由時間にどんな会話を久保と交わしたのか、などを記事にしている。とにかくU―20代表は久保だけに注目が集まっており、チーム関係者が『まるで久保と愉快な仲間たちみたいな扱いが気に入らない』と苦々しく話していた」(マスコミ関係者)
救いは「久保が“お兄ちゃん”たちから可愛がられ、チームがギクシャクしていないこと」(前出関係者)。あとはチームが本大会で結果を残し、名前をアピールするしかない。