ドジャース前田 復調へのカギは最速146kmのストレート
しかし、だからといって変化球にオンブにダッコになるわけにはいかない。変化球が効果を発揮するのは、あくまで伸びのある直球があればこそ。カットボールやツーシームとの球速差がある直球が少なければ相手打者をごまかせず、変化球を生かせないからだ。
まして今季は、ストレートの球速とキレが増した。直球ばかりでは問題だが、変化球を生かすためにも磨いたストレートの使い方を考えるべき。
前田の復調の鍵を握るのは変化球ではなく、質の向上した最速146キロのフォーシームなのだ。