ハム大谷だけじゃない レンジャーズ首脳“緊急来日”の狙い
メジャーによる“大谷詣で”が始まった。
11日、レンジャーズのジョン・ダニエルズGM(39)が、千葉・鎌ケ谷の二軍施設でリハビリを行っている日本ハム・大谷翔平(22)を視察。ジョシュ・ボイドGM補佐に2人の駐日スカウトとともに、キャッチボールや打撃練習で汗を流す大谷の動きに目を光らせた。
今回の来日についてダニエルズGMは「日本ハムはリスペクトしている球団。世界に知られている二刀流の選手を育成するなど、素晴らしい選手を育てているので、学べることがある」と説明。今オフにもポスティングシステムでのメジャー移籍が噂される大谷については「特定の選手について今、言う時期ではない」と多くは語らなかった。
レンジャーズは過去に日本ハムからダルビッシュ有、建山義紀、田中賢介を獲得。花巻東高の菊池雄星(現西武)との面談には当時新人左腕だったデレク・ホランド(現ホワイトソックス)を同席させるなど、日本人選手の獲得に熱心な球団のひとつだ。今回は米の他球団に先駆けて二刀流選手を視察して本人や関係者に誠意を示したが、レンジャーズの狙いは大谷だけにとどまらない。