香妻が食らったクラブ超過 スタート直前なら“妙手”あり
【リゾートトラストレディス 初日】
「またか!」と思ったファンは少なくないだろう。「リゾートトラストレディス」初日。香妻琴乃(25)が、規則(4-4a)で14本以内と決まっているクラブをキャディーバッグに15本入れてプレーしたため4罰打(1ホールにつき2罰打で上限4罰打)となった。
香妻が超過クラブに気がついたのはハーフターンの時。1番はバーディー、2番はパーだったので、4罰打により1番ボギー、2番ダブルボギーとなった。香妻はこのペナルティーで5オーバーの95位タイと大きく出遅れた。
先月のバンテリンレディスでも、蛭田みな美(19)が15本のクラブでプレーをして4罰打を受けた。男子ツアーでもクラブ超過の罰を受ける選手がたまにいる。
プロが単純なミスでペナルティーを科せられるのは恥ずかしいことだが、ルール研究家のマイク青木氏はこう言う。
「例えば、練習場で2本のクラブを打ち比べて、キャディーが不必要な1本を抜き忘れてスタートするケースが多い。1番ホールが終わった時点で1本多いことに気がつけば2罰打ですが、1番のティーグラウンドに上がってスタートする直前なら、マーカーか同伴競技者に『このクラブは使いません』と不使用宣言をする。そのクラブはキャディーバッグに逆向きに入れて使わないことを明らかにすれば罰は受けません」
とはいえ、キャディー任せにせず、スタート前にプレーヤー自身がクラブの本数を確認すればいいだけだ。