ラグビー代表 W杯前哨戦テストマッチで問われる“語学力”

公開日: 更新日:

 ラグビー協会は29日、6月に欧州2チームと戦うテストマッチ(10日ルーマニア戦、17、24日アイルランド戦)、「リポビタンDチャレンジカップ2017」の日本代表メンバーを発表。15年W杯主将のナンバー8、リーチ・マイケル(28)ら33人が選ばれた。

 19年W杯日本大会の予選リーグで同じA組に入ったアイルランドはもちろん、欧州予選1位通過が有力なルーマニアも同組の残り1枠に入る見込み。アイルランドは若手主体で来日するが、今回のテストマッチは地元開催の19年W杯に向けた試金石ともいえる。

 会見したジェイミー・ジョゼフ日本代表ヘッドコーチ(HC)は、「現時点で可能な限りのベストな選手を選んだ。我々はタイプの異なるルーマニア、アイルランドに対し、速いペースとテンポを重視して臨みたい」と話したが、理想通りの試合運びとなるかは選手のパフォーマンス以上にコミュニケーション能力が問われる。

 ジョゼフHCによれば、スコットランドに2連敗した昨年のテストマッチの敗因は、相手のペースにはまったうえ、審判を味方にできなかったことだという。相手のスコットランドは、密集からのボールの展開を遅らせるなど、スローペースに終始。主審は展開が少ない場合、ボールを出すように促せるにもかかわらず一切、注意を与えなかった。しかし、この主審の偏ったジャッジに日本の選手は異議を唱えることすらしなかったという。

 日本の武器である素早い展開は共同主将であるHO堀江翔太、CTB立川理道の2人の英語力にもかかっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動