テストマッチ続々 ラグビー日本代表は強豪国になぜモテる
今年11月のラグビー日本代表のテストマッチ豪州戦の会場が日産スタジアム(横浜)に決まった。
すでに日本ラグビー協会から日程は発表されていたが、会場は未定だった。
日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は「日産スタジアムは『ラグビーW杯2019』の決勝戦が行われる会場でもあり、選手たちは世界の強豪チームの一つと、そのような意義のある会場で試合を行う機会を喜び、楽しみに待つでしょう」と談話を発表した。
今年、国内でのテストマッチは豪州のほか、6月にはルーマニア(熊本)、アイルランド(東京、静岡)の強豪と計3試合が組まれている。19年W杯を控えているだけに、来年以降も世界の強豪チームから日本代表とのテストマッチの申し込みが殺到しているという。
W杯の抽選は今年5月に行われ、1次リーグの会場などは現時点で未定だ。それでも、強豪の各チームは事前キャンプ地を下見するほか、少しでも日本の環境に慣れ、本番に備えたい。さらに、15年のイングランド大会で過去最高の3勝と躍進した開催国の日本と対戦し、戦力分析につなげる狙いもある。日本代表はW杯開幕までに対戦相手から丸裸にされかねない。
もっとも、強豪国との対戦は日本にとっても、相手の戦力、戦術を測る絶好のチャンスだ。日本でのW杯開催がなければ、テストマッチが実現しない相手ばかりだからだ。
今年も含めて強豪との試合経験を生かすも殺すもジョセフHCの手腕にかかっている。