ベストスコアで肉薄2位 松山が発揮したメンタルの強さ
田原紘プロが、「このところ暗い表情の試合が多かったけれど、この日は明るかった」とこう言う。
「自分がやることをやれば勝てるチャンスがあると手応えがあったのだろう。やってやろうと前向きなプレーで表情も明るかった。前半のキーホールは3番。あそこでパーセーブしたのが大きかった」
■サンデーバック9で怒濤の5バーディー
6番パー3でこの日初のボギーをたたくも、その後はパーセーブして通算8アンダーで前半をターン。この時点でトップと5打差7位だった。
サンデーバック9でさらにタフなコースを攻めていった。11番2メートル、12番4メートルの連続バーディーを決めて3打差4位。14番パー5は2オンを逃したが、グリーン右サイドからのアプローチをピンそば50センチにつけて難なく沈めて通算11アンダー。
前日はワンオン可能でやさしかった15番パー4はアイアンでティーショット。これが、右からの風の影響を受けて深いフェスキューの中へ入ってピンチを迎えた。2打目は無理にグリーンを狙わずにフェアウエーに脱出するだけ。3打目は残り100ヤードを切る距離だが、ピンが右奥に切ってあり、突っ込めない。アプローチは手前8メートルと寄らずに、終盤に手痛いボギーとなってしまった。