ゴルフ界が深刻懸念 “藍ちゃんロス”が女子ツアーを襲う
サッカーなら三浦知良、野球ならイチローや松井秀喜に憧れてプロを目指した子供たちは多い。近年のジュニアゴルファーの憧れは宮里藍(31)だろう。熊本から宮里を追って東北高に進みプロになった有村智恵(29)を筆頭に、鈴木愛(23)、先週優勝した青木瀬令奈(24)、男子プロの松山英樹(25)や石川遼(25)もそうだった。アマチュアでツアー優勝した勝みなみ(18)、畑岡奈紗(18)も宮里のプレーを見て育った。
今週のサントリーレディス(兵庫県神戸市=六甲国際GC)は、今季限りの引退を発表した宮里の国内最後の大会になるかもしれない。5日に行われたマンデートーナメント(主催者推薦選考会)には、宮里の「ラストステージ」で一緒にプレーしたいと願うプロ42人、アマ28人が出場。驚いたことに、本戦キップを手にした7選手のうち4人はアマチュア(1位、2位タイ、4位)だった。4位通過の日体大1年・河本結(18)は「宮里藍さんはずっと憧れていた方ですし、ああいう選手になりたいとずっと思っていたので、同じ舞台に立てることがうれしいですし、ワクワクしています」と語っていた。