クラブを“バシッ” 許されない今平周吾の最終18番での蛮行
【セガサミーカップ】
そのシーンを目撃した瞬間、目を疑った向きは少なくなかったはずだ。
終盤まで優勝争いをしていた今平周吾(24)が、最終18番パー5で2オンに挑戦し、グリーン手前の池につかまった直後だ。手にしていた3番ウッドをキャディーバッグ目がけて思い切り投げつけた。テレビ中継では“バシッ”という大きな音が響いた。
「エッジまで残り246ヤード。普通に届く距離だったので3番ウッドで狙いました。(ヘッドがボール)手前から入ってちょっと引っかかって池に入っちゃいました」(今平)
首位と1打差2位発進の最終日は13番までに4つ伸ばして通算16アンダーと単独首位に立ち、ツアー2勝目に近づいていた。
ところがワンオン可能な14番パー4ではドライバーを左に大きく曲げてパーセーブがやっと。ここで勝ったC・キム(27)がバーディーを決めて首位タイに並ばれると、17番バーディーのキムに対して今平はパーで1打ビハインドの2位。そして最終18番での池ポチャからボギーとすると黄重坤(25)にも抜かれて3位フィニッシュだった。