ダルも可能性認めた 昨季王者カブスへのトレードが急浮上
米メディアは同じテキサス州に本拠を置くアストロズ、田中が絶不調のヤンキースなどを移籍先の候補に挙げているが、ここにきてナの伝統球団が浮上した。
昨季、108年ぶりの世界一を達成したカブスだ。今季はレンジャーズ同様、投手、野手とも故障者が相次いだこともあり、ナ・リーグ中地区で首位ブルワーズと5.5ゲーム差の2位で前半戦を終えた。2チームが出場するワイルドカードゲーム争いでは3位ながら、2位ロッキーズとは7.5ゲーム差。ヘンドリクス(4勝3敗)、ラッキー(5勝9敗)のローテーション投手2人が離脱しており、巻き返しには先発投手の補強が急務だ。
「カブスは同僚を批判したベテランのモンテーロ(現ブルージェイズ)を解雇し、現在は捕手も手薄な状況です、ダル同様、今季限りで契約が切れる正捕手ルクロイとともに2人まとめて獲得する可能性はあります」(スポーツライター・友成那智氏)
カブスがワールドシリーズ連覇を達成すれば、1907、08年以来のこと。ダルは正妻とともに老舗球団の連覇請負人として迎えられるというのだ。