記録更新&殿堂入りの次は…“イチロー賞”の創設あるのか
メジャー最年長選手が新たな金字塔である。
マーリンズ・イチロー(43)が6日(日本時間7日)のカージナルス戦で2安打を放ち、メジャー通算3054安打に到達。パナマ出身のロッド・カルー(エンゼルス他)の3053安打を抜いて米国外出身選手の最多安打記録を更新した。
イチローは、かねてカルーを尊敬していたそうで「そういう意味で、すごい特別な記録」と独特な言い回しで喜びを表現した。
カルーは首位打者を7度獲得し、引退後の1991年には米野球殿堂入りを果たした。その実績が評価され、ア・リーグの首位打者は「ロッド・カルー賞」と呼ばれる。70年から80年代にかけて「安打製造機」と呼ばれたカルー同様、マリナーズ時代に、10年連続200安打を達成したイチローも引退後は殿堂入りが確実視される。
メジャーでは近年、現役時代に新記録を樹立した選手の名をタイトルに冠し、2014年からはア、ナのセーブ王はそれぞれ「マリアーノ・リベラ賞」(歴代最多652セーブ)、「トレバー・ホフマン賞」(ナ・リーグ最多601セーブ)の名前で呼ばれている。