ダルも可能性認めた 昨季王者カブスへのトレードが急浮上
レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)がトレードを受け入れる姿勢を見せた。
10日(日本時間11日)に行われたオールスター(マイアミ)前日の選出選手による恒例の会見でのこと。7月末のトレード期限が迫っていることを聞かれたダルは「もちろん、それは。その可能性はあるだろうなと思う。別にどっちでも大丈夫です」と、初めて公の場で移籍に関してコメントした。
今季のレンジャーズは故障者が続出したこともあり、43勝45敗の借金2で前半戦を折り返し。ア・リーグ西地区首位のアストロズに16.5ゲーム差の3位と引き離されている。ポストシーズン進出は厳しい状況だけに、今季限りで6年契約が切れるダルには、かねてトレードの噂が絶えなかった。
■巻き返しには先発投手の補強が急務
ダルは前半戦19試合に登板し6勝8敗、防御率3.49。黒星先行ながら、125奪三振、クオリティースタート(QS=6回以上を自責点3以内)13回と安定した投球を続けていて、先発が手薄な球団にとっては垂涎の的だ。