2場所連続休場…稀勢の里が陥った終わりなき“負の連鎖”

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 強行出場はファンを失望させただけだった。

 14日に休場を発表した横綱稀勢の里(31)。前日13日に勢に負け、土俵下に転落した時に左足首を負傷した。病院では「左足関節靱帯損傷で約3週間の安静加療を要する」と診断された。

 先場所も今場所も痛めていた左腕の状態が不安視されながらも、見切り発車の結果が2場所連続の途中休場だ。このままでは同日、休場を決めた大関照ノ富士(25)と同じ道をたどりかねない。

 左ヒザの半月板損傷で全治7週間のケガを負った照ノ富士は、先場所直後に左ヒザを手術したばかり。

 ある親方は「15年9月場所の右ヒザ負傷が、すべての発端です」と、こう続ける。

「当時はヒザの十字靱帯と半月板を損傷しながら、翌11月場所に強行出場。綱とり場所という事情に加えて、伊勢ケ浜部屋は『歩ける限り、ケガのうちには入らない』という方針ですからね。その後は右ヒザをかばって無理な体勢で相撲を取っていたので、右鎖骨骨折、左ヒザと連鎖的に故障が増えていった」

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