チーム急失速で交代説 楽天次期監督に宮本慎也氏が急浮上
この関係者が言うように、本来なら真中監督の退任が決まっている古巣ヤクルトの次期監督候補の1番手に名前が挙がってしかるべきだが、ヤクルト関係者は、「宮本は絶対にない」と口を揃える。ポスト真中はすでに高津二軍監督(48)の昇格案で一本化。球団首脳、幹部との折り合いが悪い宮本氏は、14年オフに小川監督が退任した際も候補にすら挙がらなかった。
本人は監督業への意欲はある。現役時代から「監督というのは望んでなるものではなく、求められてなるもの」と言っていた。ヤクルトに愛着はあっても、こだわりはない。今年7月にヤクルト時代の弟分で盟友関係にある稲葉篤紀氏(45)が侍ジャパンの監督に就任した。参謀役として入閣も噂されたが、親しい関係者には「後方支援に徹する」と言っているという。日本代表に身分を拘束されるのを避けたのは、球団監督により強い興味を持っているからだといわれているのだ。
三木谷オーナーがすでに星野副会長から「宮本慎也」の名を聞いていれば素行調査を始めているに違いない。
「星野が梨田監督を推薦した時も、自分の人脈から球界OBを呼び出し、『梨田とはどんな人間なのか? 監督の能力はどれほどなのか? 性格は?』と根掘り葉掘り聞いたそうですから」(某OB)
野球界において星野副会長の評判はいろいろあれど、ひとつだけ言えるのは、三木谷オーナーに「梨田じゃダメだ」と言われてから動くような能なしではないということだ。