チーム急失速で交代説 楽天次期監督に宮本慎也氏が急浮上
あるパの関係者が言う。
「楽天は5日に都内で球団の取締役会を開いた。星野さん(仙一・球団副会長=70)は梨田監督の去就について、『議題に上らなかった。それは三木谷オーナーの専権事項』と言ったが、“球界の政治家”と呼ばれるご仁ですからね。三木谷オーナーは即断即決の人であることは百も承知。当然、ポスト梨田に向けて準備はしているはずです。候補? 星野さんの頭には、宮本の名前があるともっぱらです」
この関係者が言う「宮本」とは、元ヤクルトの宮本慎也氏(46)だ。宮本氏は、PL学園、同志社大、プリンスホテルとアマ球界のエリートコースを歩み、ヤクルト入団後には野村克也監督(82)から「考える野球」を叩きこまれ、日本一に貢献。04年アテネ五輪では長嶋茂雄監督(81)から主将に任命され、星野副会長が監督として指揮を執った08年北京五輪でも主将としてチームをまとめた。
■野村克也氏も「監督の器」と
「人の評価が厳しいノムさん(野村克也氏)がですよ、『若い世代で監督の器を備えているのは宮本だけ』というほど買っている。星野さんも『自分を犠牲にしても人のために動けるヤツ。必ず球界のリーダーになる人材』と言ってます。宮本は、チームのためならフロント幹部にもズケズケものを言う。野村さん、星野さんとその点はソックリです。理論派で弁は立つし、ヤクルトの監督になるのは時間の問題といわれていたが、今のヤクルトには歓迎されないタイプ。三木谷オーナーもワンマンですから、遠慮がない監督は好みじゃないでしょうが、2人の間に星野さんが入れば心配ないですよ」(前出のパ関係者)