監督退任で揺れる田中将 FA権行使なら来季年俸の増減は
来季、メジャー5年目を迎える田中将大(28)のボスが代わる。
2008年から10年間、ヤンキースの指揮を執ったジョー・ジラルディ監督が退任。多くのニューヨークメディアがこぞって次期監督候補を予想する中、日本のファンにもなじみ深い3人の監督経験者が本命視されている。
日本ハム、ロイヤルズを指揮したトレイ・ヒルマン(54)、今季までレッドソックスを率いたジョン・ファレル(55)、イチローのマーリンズの監督であるドン・マッティングリー(56)の3人だ。日本で指揮を執ったヒルマンはもちろん、ファレル、マッティングリーとも日本人選手を部下に持った経験があり、いずれも日本人に対する理解は深い。選手と距離を置き、コミュニケーションが少なく、一部選手との関係がぎくしゃくしていたとされるジラルディ監督と比べれば、3人のうちの誰が監督になっても、田中にとってはプラスに違いない。
田中は今オフ、ヤンキースとの20年までの残りの契約を破棄してFAになるオプトアウトの権利を持つ。先のリーグ優勝決定戦敗退後、本人はしっかりと考えて決めたいと態度を保留している。