本田、岡崎、香川を召集外としたハリル監督の深謀遠慮
もっとも、3人の中で「香川の立ち位置は微妙になりつつある」(サッカー関係者)ともっぱら。
「ハリルは、個々の選手のコミュニケーション能力の有無を評価ポイントにしている。試合中に流れが悪くなった時、ピッチ上で選手同士が局面を打開しようと会話を交わす際、ボキャブラリーを含めてコミュニケーション能力が重要になってくるからです。ハリルが高く評価している選手はGK川島永嗣(34=フランス・メス)、DF吉田麻也(29=英プレミア・サウサンプトン)、MF長谷部誠(33=ブンデスリーガ・フランクフルト)にFWの本田と岡崎の5人です。残念ながら、香川はピッチ内外で低いと判断されている。なかなか全盛期のプレー精度が戻ってこない現状を踏まえ、代表当落線上に格下げになる可能性はある」(前出の関係者)
■ACL決勝の日程も考慮
今回の代表発表では浦和所属選手の復帰が目についた。10月のニュージーランド戦、ハイチ戦のメンバーで浦和選手はDF槙野智章(30)、MF遠藤航(24)の2人だけだったのに、復帰組のGK西川周作(31)とFW興梠慎三(31)、初代表のMF長澤和輝(25)も加えて計5人の一大勢力となった。