4年ぶり日本人賞金女王誕生の裏で女子ツアーに漂う暗雲

公開日: 更新日:

【ツアー選手権リコー杯 最終日】

「今週に入ってプレッシャーを感じてよく眠れなかった。(賞金女王の)実感はまだないけれど、ようやく終わったという気持ちのほうが強い」

 鈴木愛(23)が4年ぶりの日本人賞金女王に輝いた。

 ただ最終戦の成績を見れば台湾、韓国プロが上位にズラリと並び、外国勢優位の構図は変わらない。賞金ランクもトップ10のうち7人が外国人プロで、鈴木が賞金トップとはいえ日本人プロの影は薄い。

 男子大会(国内24試合)と違い女子は年間38試合の日程で行われており一見すると華やかだが、「これから厳しくなる」という指摘がある。

ゴルフ5が女子プロのサポートを取りやめたり、ホンマやテーラーメイドもツアー部門を縮小すると聞いています。この20年間でプレー人口は7割減。ゴルフ場やゴルフ用品の売り上げは半減とゴルフビジネスが縮小しているにもかかわらず、女子プロの契約金だけはシード選手が1000万~2000万円とアップしている。費用対効果が悪い。女子プロに経費がかかり、メーカーの負担が大きくなっている。クラブの売り上げが減っている以上、女子プロの契約内容もこれから厳しくなる」(ツアー関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」