放映権料にスポンサー激怒 日本女子ツアー来季開催ピンチ

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 男女ツアーは台風22号の影響で、先週に引き続き最終日が中止。男子のマイナビABC選手権は小鯛竜也(27)、女子の三菱電機レディスは永井花奈(20)がそれぞれツアー初優勝を果たした。

「女子ツアーは先週、今週の日曜日だけでなく、来年も例年通りに開催できるか不透明です」と関係者が言う。

 実は放映権料を巡って、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)と各大会主催者の間でもめており、10月末までのトーナメント開催申し込み締め切りに対して、スポンサーが応じていないのだ。

「9月になってLPGAが各大会主催者に対して、来年以降は放映権料1000万円を支払って欲しいという文書を送ったのです。女子ツアー発足から約40年、大会主催者はこれまで一度もLPGAから放映権料を要求されたことはなかった。事前の根回しもなく、突然1000万円を払えと言われて、主催者の間で不信感が広がっているのです」(前出の関係者)

 LPGAは米女子ツアーをまねて権利関係を一括して管理する狙いがあるようだ。ちなみに米女子ツアーは2009年からゴルフチャンネルとの10年契約や海外23局と契約を結び、年間15億~16億円の放映権料を手にしているといわれる。

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