優勝の祝儀で5000万円も タニマチに頼る“ごっつぁん体質”

公開日: 更新日:

 そんな“ごっつぁん体質”は、親方になっても抜けることはない。

「部屋の運営は、相撲協会からの補助金に頼る部分が大きい。弟子の頭数が多く、なおかつ関取が多いほど潤います。幕下以下には給料が払われない代わりに力士養成費として、1人当たり1カ月7万円が部屋に入る。稽古場と相撲部屋の維持費はそれぞれ、関取も含めて1人につき場所ごとに合計16万円です。さらに弟子が関取に昇進すると、地位に応じて養成奨励金が支給されます。場所ごとに19万~46万円。それでも足りなければ、タニマチや部屋の後援会に頼ることになります。さもなければ親方の持ち出しですからね」(前出の角界関係者)

 協会の理事である貴乃花親方の年収は2000万円を超えるが、弟子は関取が3人で、幕下以下が6人。大所帯とはいいがたい。日馬富士が所属した伊勢ケ浜部屋は、日馬富士を含めて関取が6人、幕下以下が23人。その差は歴然で、貴乃花親方は金策に困っていたという話も聞こえてくる。台所事情の苦しさも一連の騒動の背景にあったか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  2. 2

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功が休養でテレビ業界大激震…キー局編成関係者「いずれ番組の打ち切り話が出てくる」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  1. 6

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 8

    【動画あり】イケイケ国民民主党に“パワハラ問題”噴出!女性衆院議員からの罵倒叱責で体調不良に…4人も離党の異常事態

  4. 9

    “現代の遊女”吉原のソープ嬢はNHK大河ドラマ『べらぼう』をどう見ている? 地元は特需に沸く

  5. 10

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ