移籍交渉過程をチラリ…ダルのSNS使いにデメリットの指摘
今オフのFAの目玉右腕であるダルビッシュ有(31)は日頃からSNSを愛用している。昨季同僚だったドジャースのエース左腕カーショウとの自主トレ風景をアップするなど、オフの動向を積極的に公開。ファンサービスに余念がないのは結構なことだが、言わなくてもいいことまで“サービス”していないか。
11日に「スターテレグラム」が「移籍先はレンジャーズ、ヤンキース、カブス、アストロズ、ツインズの5球団に絞った」と伝えた際には、ツイッターで「もう1球団が加わっている」とつぶやいた。さらにヤンキースから「7年177億円」の条件提示を受けたと報じられた12日には「数字が正確ではない」と指摘した。
そもそもメジャーでは球団、選手双方とも正式に合意するまでは交渉したことすら明かさない。ダルのように交渉過程を公にするのはご法度だからだ。
「SNSを利用する選手は少なくありませんが、話題の大半は家族や趣味に関することをアップしており、ダルのように交渉内容をつぶやく選手はいません。球団にとっては他球団に情報が漏れては困るし、代理人にとっては好条件を引き出そうとする努力が水の泡になる可能性もあるからです。メジャーでは身体検査を残した段階で合意したと発表するのが慣例で、それまでは互いにしゃべらない。ダルのつぶやきは交渉の打ち切りにつながりかねません」(スポーツライター・友成那智氏)