「俺は負けるつもりない」中田翔が明かした清宮への本音
清宮が新人でただひとり一軍キャンプに帯同していることについては、こう言う。
「他の1年目の子は絶対やってやろうという気持ちになっていると思うよ。清宮はケガをして打撃ができない状況でアリゾナに来たけど、体が万全なのに連れてきてもらってない子もいる。俺も同期からの意識はすごかった。(同期が合流する可能性のある)沖縄に行ってからどうなるかだよね」
■「選手全員がライバルだから」
中田自身も高卒1年目から一軍キャンプを経験した。
「俺のときと今とでは環境が全然違う。試合終わってから100本ノックを受けてたし、表ではチヤホヤされていたけど、裏では先輩たちが厳しかったからね。『オマエ、もっとしっかりやれ』と叱られたし、『しょせん、中田翔は高校までの名前だな』と言われたこともあった。そういう叱咤激励の中でやってきた。決してライバル心は忘れるなと。選手全員がライバルだから。周りが言うことじゃない。自分自身で区切りをつけていかないと。打撃ができるようになって、どう感じていくか」