独立Lで再出発 村田修一は“コワモテ”イメージ払拭が第一
「スマイルはタダなので」
コワモテの男が笑顔を振りまいていた。
巨人をクビになった村田修一(37)がBCリーグ栃木に入団。10日からチームに合流し、13日も練習に汗を流した。
村田は横浜時代、ベンチでふんぞり返るなど、トラブルメーカーのイメージが定着している。しかし、BC栃木の江部達也球団社長に村田の印象を聞くとこう言った。
「お会いする以前は言葉というより、プレーで伝えるタイプという印象だったけど、話してみるとこう言ったら失礼かもしれないですが、意外と気さくで礼儀正しいなと」
社長が村田戦力外のニュースを見たとき、脳裏にある選手が浮かんだという。
「数年前の松中(信彦)さんを思い出しました。プロにこだわり続けてああいう結果になった」
松中はソフトバンクを戦力外になった後、NPBに限定して自ら各球団に売り込んだが、オファーがあったのはBC武蔵だけ。戦力外から1年後に引退を決意した。